引越し 評判

引越しの見積りは料金だけに目を奪われてしまいがちです。しかし、実際はサービス内容を確認することや、当日の作業内容を打ち合わせすることなど、事業者とすり合わせるべきことはたくさんあります。

 

料金だけで業者を選び、「安かったけど二度と頼みたくない」、「ずさんな作業でかえって高くついた」といったことを避けるために以下の3つのポイントを押さえて引越し見積りに臨んでみてはいかがでしょう。

 

その場の雰囲気に飲み込まれない
見積りは契約。料金だけでなく内容も確認しよう

 

見積りは契約。料金だけでなく内容も確認しよう
見積りで後悔したポイントに、あまり考えずに契約をしてしまったことをあげる人が多いようです。即決すればこの値段でと言われついつい、2時間以上もねばられて根負けしたりと雰囲気に飲み込まれるケースです。自信がないという人は、以下の方法で回避してみてはいかがでしょう。

■見積りに一人で立ち会わない
家族、または友人に立ち会ってもらい、その都度冷静な判断を仰いでみましょう
■見積り時間は1時間しかないと伝える
長居をされそうになったらそれを理由にお引き取りを願いましょう

 

■「即決はしない」と心で唱える
「今決めてくれたらこの料金!」との甘い言葉にも誘惑されない強い意志を持つ。見積りが終わった後に冷静に判断をする。翌日でも回答は遅くない。ただし繁忙期に1週間以上連絡をしないのはNGです。

 

そのサービスは本当に得なのか?
事業者がいうサービスは特別のように聞こえますが、本当に得なのか考えてみる心のゆとりを持ちましょう。

 

■内金、手付金はいらない/見積りは無料/2日前のキャンセルは無料
これらは標準引越運送約款(一般家庭の引越に関する契約条項)に記載されていることなので、概ねほかの事業者も同じ条件です。なんら特別のことはありません。※一部独自の約款を使用している業者もあります。キャンセルについては、前日は、見積書に記載された運賃の10%以内。当日キャンセルは、見積書に記載された運賃の20%以内。キャンセルには延期も含まれますのでご注意を。

 

■ダンボール箱無料
ダンボール箱は貴重な資材。コストがかかっていないわけはありません。ちなみにダンボールが不要といえばその分料金が下がることもあります。
たとえ営業担当者がダンボールを置いていったとしても、契約も交わしていないうちにダンボールをもらうのはNGです。契約をしないとダンボールの返品を求められたり、返品にかかる運送費を実費負担させられることもありトラブルの元となります。

 

■50パーセントオフ!
あくまでの引越し費用の総額で判断しましょう。ほかの業者と比較する際に、割引率は関係ないでしょう。

 

■午後便なら安い
一般的に午後便といえば引越し料金は午前スタートより安めなのでそれほどのサービスとは言えないでしょう。午後は深夜まであるため、近隣への騒音が気になるところです。

 

 

当日もめないよう、くわしく打ち合わせをしよう
見積り書は契約書です。内容を確認するためにも一度はじっと見てみましょう。どのサービス項目にチェックされているか、言ったことは記載されているかなどを確かめます。

 

■打ち合わせで決めたことは見積り書に明記してもらう
見積りに来た営業担当者は、当日作業に来ないことが多いようです。したがって当日の作業者と「言った」、「聞いていない」と険悪な雰囲気になることも考えられます。処分をお願いしたモノや、貴重な家具や調度品など取り扱いに注意が必要なものなどはその旨を記載してもらい、当日の作業員にも周知徹底するように念を押す必要があるでしょう。

 

■支払い方法を決める
清算の仕方は、現金なのかカード払いなのかを決めておきましょう。手持ちのクレジットカードで決済できず、当日ATMから引き出し、お金をかき集めるということのないように。取り扱っているカード会社も確認しましょう。

 

■見積り書は契約書
見積り書と思ってその後小さな変更があっても気にしないというのはNGです。見積り書といってもその紙は契約書。記載された作業員数より少なかったり、記載された時間に来なかったり、料金を勝手に上増したり、理由もなく内容を守らないのは違反行為です。

 

見積りって苦手という人もいますが、契約だと割り切って冷静に判断してみましょう。引越しは高額なお買い物でもあるのですから。